コミュニティー|HOME > 納豆の図書館 > 納豆の歴史 (主に糸引き納豆について)

納豆の図書館

納豆の歴史 (主に糸引き納豆について)

納豆ごはんイメージ 私たち日本人はいつごろから納豆を食べ始めたのでしょうか?
納豆の起源については諸説あり、最も古いとするものは縄文時代の終わりごろとされています。稲作に続いて大豆栽培が中国大陸から伝来。稲ワラを細工し、食器などに活用していたことや、当時の竪穴式住居が納豆の発酵に適していたことなどが重なって自然発生的に誕生したという説です。

日本の稲ワラには納豆菌が豊富に付着しているとされており、大豆が納豆に生まれ変わる可能性は十分にあったといえます。 太子食品工業があるみちのく南部地方にも納豆発祥の言い伝えが残っています。

縄文時代からはずっと後のことになりますが、前九年の役で八幡太郎義家軍が煮大豆を馬の餌として運んでいた時、俵の中で発酵して納豆ができあがったという伝承です。当時から南部地方は大豆栽培が盛んでしたから、この地方が納豆発祥となる可能性は十分にありました。

他にも各地に言い伝えが残されていますが、いずれにせよ日本の稲ワラと関係があったようです。納豆の名前の由来は、寺の納所(台所)で作られていたからといわれています。仏教で肉食が禁じられていたお坊さんたちにとって、納豆は非常に重要なタンパク源でした。納所で大豆を原料に作るから「納豆」。

他にも「煮豆を神棚に備えたところ、しめなわに付着していた納豆菌の働きで納豆になった。神に納めた豆=納豆」という説もあります。江戸時代になると納豆は東日本を中心に広く食べられるようになり、特に江戸ではブームが巻き起こったとさえいわれています。それまで主に冬に製造、消費されていた納豆ですが、江戸という大都市で大量に食べられるようになったことがきっかけで、一年を通して作られるようになったといいます。