遺伝子組み換え不使用宣言はタイシが最初
今も変わらぬ厳重チェック
今では当たり前になった「遺伝子組み換えでない」の表示。実は、食品衛生法で義務化される以前から太子食品工業が国内で最も早く取り組んだことなのです。
平成9年1月、タイシは「遺伝子組み換え大豆不使用宣言」を新聞広告で発表。当時、大きな反響を呼び、タイシの情報公開への取り組みが多方面から絶大な支持を得ました。同年4月には日本で一番最初に商品パッケージに「遺伝子組み換え大豆は使用しておりません。」の表示もスタート。その企業姿勢は現在も少しも変わっておりません。栽培から流通まで厳重な管理を行うIPハンドリングシステムを徹底しており、安心安全が確認された大豆のみを原料としています。
遺伝子組み換え大豆とは(GM大豆:Genetically Modified Soybeans)
大豆の遺伝子に別の生物から取った遺伝子を組み入れることで、除草剤に強い等、本来持っていない新しい性質を与えた大豆のことをいいます。94年に米国で初めて商品化されました。日本では、栽培目的の安全性、食品としての安全性は別々に審査されています。国では栽培は認めていても、食品としての使用は未承認の品種、あるいはその逆の品種もあります。いずれにしても、人体や生態系への影響について、まだ、充分な実験結果が得られていないのが実情です。
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・ 厚生省では、食品としての安全性を確認したうえで、大豆、トウモロコシなどの遺伝子組み換え農作物7品目の輸入を許可している。
「遺伝子組み換え大豆については、十分な情報が得られないのでまだ使わない。」と決め、更に「遺伝子組み換えではない大豆」の入手に向けて最大限の努力をしました。
遺伝子組み換えされていない大豆の確保にIP(アイデンティティ・プリザーブ)ハンドリングシステム(栽培適地や栽培方法を確立し、当社商品の原料として分別輸入するシステム)を利用しました。これによって、分別されて収穫・保管・選別・輸入されるため遺伝子組み換え大豆と混じる可能性はほとんどなくなりました。一粒も混じらないように、栽培段階で生産者を限定することからはじまり、流通過程においても出来る限りの管理をしています。
当社単独での取り組みだったため、かなりのコストアップになってしまいました。当社の考えをご理解いただき、納得の上で出来れば少し値上げさせていただきたいと考え、平成9年1月東北地方の主要新聞紙に1年間の『遺伝子組み換え大豆不使用宣言』を掲載し、これが予想もしなかった大きな波となりました。
当社社長が衆議院の消費者問題等に関する特別委員会――遺伝子組み換え食品の表示問題等に関する小委員会に、アメリカ大豆協会・日本植物油協会・日本モンサント・サントリー・カゴメ・コープかながわ等々の各企業・団体と並びメーカーの代表として出席し、遺伝子組み換え食品の表示問題に関して発言しました。
当社の取り組みを理解していただく一環として『あんしん視察団募集キャンペーン』を展開し、9月末東北地方のお客様40名、流通関係者20名を当社が契約栽培しているアメリカの納豆用・豆腐用各大豆農場へお連れして、栽培から収穫・選別・保管までの流れをその目で確かめていただき、当社の方針、考え方にご理解をいただきました。
納豆に添付している「タレ」や油揚げ、生揚げ等の揚げ油なども遺伝子組み換えされていない原料を使用し、商品パッケージに『遺伝子組み換え大豆は使用しておりません。』と表示を始めました。